トップページでは3種類の素材だけご紹介していますが、実際にはもっと多くの材料を使っています。木材は5〜6種類、金属は3種類、革・布、仕上げ油まで。すべての仕入先と直接お付き合いしているので、入荷の経緯までお話しできます。
合板や集成材は使いません。北海道、岐阜、福島、九州、それぞれの製材所から板で仕入れて、工房で必要な厚みに製材し直すところから始めます。
主力素材
明るい色と素直な木目。傷がつきにくく、書類トレイなど毎日触れる物に向きます。樹齢80年以上の板のみ仕入れています。
深い茶色と細かい木目。経年で少しずつ明るくなります。重さがあるので、ペンスタンドのような細長い形に向いています。
うねった木目が特徴的で、一枚として同じ模様がありません。ツヤがきれいに乗るので、デスクマットの下板や受け台によく使います。
軽くて、独特の香りがあります。引き出しオーガナイザーの内側仕切りに使うと、開けるたびに微かに香って気持ちが良いです。
クリーム色に近い明るさで、傷が目立ちにくい硬さ。名刺ホルダーや小物トレイなど、明るい色で揃えたいときの選択肢として用意しています。
在庫量は少なめ。ピンクがかった独特の色合いで、年月とともに飴色に変化します。記念品や名入れ商品で人気です。
金属は表面ではなく、構造の核に使うことが多いです。見た目の好みと耐久性、両方で選んでいます。すべて新潟・燕三条地域の小さな工場から購入しています。
無塗装で使うのが基本。経年でくすんでいき、深い色合いになります。メモホルダー、刻印用のスタンプ、ピンや飾りビスなどに。
黒色マットの粉体塗装が標準。テーブルや机の脚部、フレームなどに。9mmから16mmまでの丸棒・角棒を在庫しています。
使用量は限定的。釘の頭、留め具のリベットなどに。経年変化が真鍮より早く、独特の緑青の色合いが楽しめます。
普段は見えないところに。錆びにくいSUS304を使い、日本製のものを選んでいます。安全性と耐久性のために妥協はしません。
デスクマットや滑り止めシートには、姫路の老舗革問屋から仕入れたヌメ革を使用しています。タンニン鞣しの厚2.5mmが標準。手で触ると最初は固いですが、半年ほどでしっとりしてきます。色も明るいベージュから飴色へと変化します。
布は、京都の麻問屋から「リネン100%・厚手」を取り寄せています。商品の包み材として、また小物入れの内貼りに使用。プラスチックや化学繊維は使わない方針です。お手入れは乾拭きが基本で、汚れが気になったら中性洗剤を薄めてください。
主に3種類を使い分けています。「未晒し蜜蝋」(食用グレード、独自配合)は標準のオイルフィニッシュで、ペンスタンドや小物トレイに。「オスモカラー・フロアクリア」はデスクマットなど水気が触れる場所に。「ワトコ・ナチュラル」は色味を深く出したいときに。すべて子どもが触れても問題のない安全性を確認した製品です。
タイトボンド3(米国製)が基本です。木工用としては最も信頼されている接着剤の一つで、耐水性もあります。古い修理品の補修にはチタンボンド(同社製、より乾きの早いタイプ)を使うことも。エポキシ樹脂や瞬間接着剤は基本的に使いません。木は呼吸する素材なので、それと相性の良い水性糊を選んでいます。
軽い小物(〜500g)にはフェルト、重い物(500g以上)にはコルクを貼ります。フェルトは静岡・浜松の毛織物会社から、コルクは輸入のポルトガル産(厚2mm)を使用。フェルトは2〜3年で交換が必要、コルクは10年以上もちます。修理時に貼り替えも承りますので、剥がれてきたらお送りください。
木の色合いを変えるステインは、ワトコ社の「ダーク・ウォルナット」「チェリー」「ナチュラル」の3種類のみ常備しています。それ以外の色味をご希望の場合、見積もり段階でご相談ください。なお、塗りつぶしの不透明塗装(白や黒など)はお請けしていません。木目を活かす方針です。
具体的にどの素材にご心配があるかお知らせください。例えば「漆アレルギー」のお客様にはウォルナット系(漆と化学組成が近い)を避けて、別の樹種でお作りしました。革製品はクロム鞣しではなくタンニン鞣しのみ扱っています。事前に成分表をお送りすることもできます。